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報われぬ恋のようで…
桜は、嫌いだ
あなたのように、美しく…
手が届きそうなのに
届かない…
手に取ってしまえば
萎れてしまう
まだ開く前の春を予感させる蕾も
一輪だけほころんだ時の喜びも
満開を待つ三分咲きも
雲と見まごう満開は、もちろん
一夜の嵐で、
散った空しささえも
愛おしい…
たった10日ほどしかない
華やぎのために
300日以上の長い時間をかけ
力を蓄えて、その時を待つ
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