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「『おしゃれカフェ』で検索して一番上にくるお店!」
そのとき、店内にひときわ元気な声が響き渡る。顔を上げると、ふわふわのたまごサンドを運ぶ彼女と目が合った。
「そうなるように頑張るので!」
彼女はそう言い残すと、後ろで束ねた髪をまた揺らしながら、奥の方へと消えていった。
僕はその様子を眺めながら、目の前のコーヒーを啜った。
コーヒーがいつ注文されて、いつ運ばれてきたかは覚えてない。でも「それは全部夢だから」で片付けておいた。
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