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プロローグ
私の名前は霧矢七陽17歳。高2です。将来の夢は…模索中です。
突然ですが私、死にそうです。
事故に遭った時、走馬灯というものが見えました。チカチカチカっと色々な場面が頭の中を走り抜けていき、身体から意識がふわっと半分抜け出しました。おそらく幽体離脱というものでしょう。
これは出切ってしまったらいけないと本能的に思い、強く「戻れ戻れ」と念じました。
現在、私は意識不明の寝たきり状態の様です。
どのくらい時間が経っているのかは分かりません。ユラユラと空間を彷徨っている様な不思議な気持ちです。
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