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複製石室は中にも入ることができました。(すごい!)
せっかくなので中に入って壁画複製をじっくり見ます!
【白虎】<白○
方角は西、色は白、季節は秋を司っています。
首が長いのは、中国における白虎と青龍を一対とする考えに基づくもので、青龍を意識して描かれたものだと思われます。
【玄武】<緑○
方角は北、色は黒、季節は冬を司っています。
同時期に描かれたとされる高松塚古墳の玄武は頭部が欠損していますが、こちらの玄武はほぼ完全な姿で残っていて、古代日本の玄武の図像を伝える貴重な資料となっています。
【青龍】<青○
方角は東、色は青、季節は春を司っています。
残念ながら、後世に石室に侵入した泥土に覆われていて青龍はほとんど見えません。
見ることができるのは、右側の赤い舌とくちばしの先端、前足の先の部分くらいです。
ちなみにこの石室の複製、こういった泥土や盗掘の跡も復元されているので、おおー! となりました。
きわめて本物に近いものを体感できます✨
石室の中には四神以外にも、「頭は獣、体は人間」の十二支が描かれています。
その中ではっきりと見ることができたのがこちら⇩
【十二支の寅】<紫○
右手には先端が剣のようになっている長い棒を持っています。
赤い房飾りがついていることから儀式用の武器かと思われているようです。
そして天井にはこちら⇩
【天文図】<黄○
北極を中心とした円形の星図が描かれています。
古代中国では、点には天帝が収める世界が広がっていると考えられていました。
天井の東斜面には金箔で太陽が、西斜面には銀箔で月が表されています。
赤道や黄道を示す縁を備えていて、現存する世界最古の中国式星図だそうです。
この石室にこういった感じで埋葬されたようです。⇩
こちら⇩では、埋葬される気分に浸れます♡(*´艸`*)
天井にはまるでプラネタリウムような天文図が広がり、四つの壁を模したモニターには四神が映し出されていました。
残念ながら寝っ転がる勇気はなかった…!(笑)
今回は複製石室だけのご説明でしたが、この館では石室の発見から調査、壁画の取り外し作業の説明など、色々と興味深いことが展示されていました。
改めて発掘作業ってすごいなーとしみじみ。
ちなみにキトラ古墳に埋葬された人物は、出土したものからは50~60代の男性ひとりだということはわかっていますが、それが誰なのかは不明です。
木棺の中からは優美な装具や大型ななどが収められていたことから、身分の高い人であったことは間違いないようですがね。ロマンだわぁ☆(´∀`*)ウフフ
そして現在のキトラ古墳外観をお届けして締めといたします。
キトラ古墳編いかがでしたでしょうか。
無料なのにこのボリュームはすごいと、家族みんな大満足でした。
ちなみに子どもたちは勾玉づくり体験もしましたよ♪
そちらは有料でしたが、500円前後でした。
そのお値段で子ども達が1時間くらい夢中で勾玉削ってたwww
ほかにも鋳型を使った銅鐸づくりなどもやっていました。
そちらは残念ながら予約で満員でした。
壁画の説明はかいつまんでざっとになりました、頂いたリーフレットが面白くてついつい読み込んでしまいそうに。
いつかなにかのネタに使えたらいいなぁ✨✨(お出かけはいつも取材気分ですw)
汐埼が行ったときの公開は朱雀でしたが、ほかの三神も公開期間が決まっています。
令和5年度は、白虎と朱雀はもう終わってしまいましたが、青龍と玄武はまだこれからのようですよ♪
機会があればぜひ行かれてみてください☆
奈良市内より大分離れているので、車がベターではありますが、近鉄飛鳥駅の道の駅(日本語がwww)には、電動アシスト付き自転車のレンタルもありました。
このあたりには他にも「天武持統天皇陵」や「高松塚古墳」など色々とありますので、サイクリングがてら回るのもよいかもしれませんね。
ただ、ひとつひとつはそこそこ遠いですので、バッテリーが持つか謎www
以上、夏の思い出第3弾でした!
次回をお楽しみにー!
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