〝全く興味がない〟それだけだった

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そもそも何も確認せずにサインしたミケーレもミケーレである。 「母印までホイホイと押していたら危険ですわよ?」 「ソフィーア、考え直してはくれまいか?」 「何をでしょう?」 「我々は君を苦しめたくない」 「散々、わたくしを苦しめておいて何を仰るのやら」 「‥‥」 「それともソリッド様かマルフォ様が私のお相手になりますか?」 「「‥‥」」 「無理ですわよねぇ?ソリッド様のお相手は王女殿下、マルフォ様のお相手も公爵家‥‥うちのように勝手に婚約破棄して、再び婚約を結んでなど傍若無人には振る舞えませんもの」 「‥‥」 「ウフフ‥‥家同士の繋がりでしたっけ?」
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