〝全く興味がない〟それだけだった

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ただ1つだけ言えるのは、誓約書に自分からサインはしてもらえなかったことだろう。 サロンには複数の足音が近づいて来る。 ーーガチャ 「ソフィーア様、ご機嫌いかがでしょうか?」 『ソフィーア、連絡ありがとう』 「やっと会えたね、ソフィーア!僕がどんなにこの日を待ち望んでいたか‥」 「皆様‥‥わざわざご足労頂き、ありがとうございます」 煌びやかで豪華な衣装を纏って現れた3人の男。 身なりからして明らかに高貴な身分だと直ぐに分かる。 「ソフィーア様の為ですから」 『勿論さ!それに魔法ですぐに来られるしね』 「‥‥邪魔なやつらが一杯いる」 3人はソフィーアとの再会を喜ぶように、ハグをしてから頬や手の甲にキスを落としていく。 明らかにソフィーアに好意を抱いていることが態度や表情から見てとれる。
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