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基礎1
その声の主はクラス委員長の誠だった。
「慌てるのは分かるけど、今は現状確認して
何をするべきか考えないと知らない土地知らない風景さっきまで学校にいた僕たちには
想像もつかないことが起きているはず
まずはこの場所の把握と自分たちの
置かれた状況を考えよう。」
なんとも頼もしいクラス委員長だろう
そんな嫉妬気味のことを思いながらも
誠の言葉には一理ある安全な場所なのかも分からない以上、いつ移動することになってもいいようにやるべきことを明確にしておくべきだ。
「「そうだよね。」」
そんなことを考えている間に皆も誠に
賛同する。
「いや、そんなことをしても現状は
変わらない、まずはこのあたりの様子を見に行くべきだ。」
皆が誠に賛同する中、数名の生徒は
違う意見のようだった。
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