基礎5

1/1

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

基礎5

「あーぁ、誠くんの組と探索したかったな〜 誠くんが居ないと 他の男子じゃ頼りないし〜。」 出席番号前半組の女子からそんな 愚痴が聞こえてくる。 「うるさいな〜、そんなに嫌ならあっちの 組に行けば良かったじゃん。」 愚痴を言った女子に反応したのは さっき誠の案にいち早く反対した 蓮だった。 「誠くんが決めたんだから 従うしかないでしょ! 何に言っての蓮。」 そんな普通の人からしたら非常識に 聞こえることを常識みたいに 言った女子に蓮は呆れて言葉を 返さなかった。 「それにしても、この建物窓も ないよな〜。」 そんな普通の疑問を勇介が言った。 「本当に不思議、 まるで地下にでもいるみたい。」 そんな冗談を桜さんが言った。 いや、むしろ・・・ 冗談ではないのかもしれない・・・。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加