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基礎5
「あーぁ、誠くんの組と探索したかったな〜
誠くんが居ないと
他の男子じゃ頼りないし〜。」
出席番号前半組の女子からそんな
愚痴が聞こえてくる。
「うるさいな〜、そんなに嫌ならあっちの
組に行けば良かったじゃん。」
愚痴を言った女子に反応したのは
さっき誠の案にいち早く反対した
蓮だった。
「誠くんが決めたんだから
従うしかないでしょ!
何に言っての蓮。」
そんな普通の人からしたら非常識に
聞こえることを常識みたいに
言った女子に蓮は呆れて言葉を
返さなかった。
「それにしても、この建物窓も
ないよな〜。」
そんな普通の疑問を勇介が言った。
「本当に不思議、
まるで地下にでもいるみたい。」
そんな冗談を桜さんが言った。
いや、むしろ・・・
冗談ではないのかもしれない・・・。
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