死にたがりな吸血鬼に恋をした

血が嫌いな吸血鬼

食事は、主治医が処方してくれるタブレットを朝・昼・夕と1錠ずつ飲む。それだけで、十分なのだが、怪しまれない為に、人間と同じような食事を食べる。
こうして、俺は完璧に人間界に溶け込んでいた。

ただ、悩みの種がひとつ。
それは何年経っても見た目が全く変わらないこと。
童顔ということで、今のところやり過ごしているが、それもいつまで通用するやら。
特殊メイクを学ぶべきか本気で悩んでいる程だ。