血が嫌いな吸血鬼

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コンコンコン 授業が終わり、職員室へ戻ろうとしていた時、教室をノックする音が聞こえた。 「先生、お疲れ様。」 「理事長、お疲れ様です。」 「最近、身体の調子はどうだ?」 「お陰様で落ち着いています。」 俺は答えた。 「飢えの方は?」 「タブレットでしのいでいます。ただ、今月もあの日はお休みでお願いします。」 俺は頭を下げた。 「分かった。何かあったらいつでも言ってくれ。」 「いつもありがとうございます。」 そういうと、理事長は教室をあとにした。
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