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誰にも心を開かなかずに部屋で本ばかり読んでいたホールデンがノエリアと外で元気に遊んでいる姿を見た国王と王妃は、とても喜んだ。
2人はとても"相性がいい"と。
ノエリアは何度も王城へと足を運んだ。
城に行く時だけは父と母と馬車に乗ってお出掛けができる。
ノエリアはそれが嬉しくて堪らなかったのだ。
そんなノエリアの明るい気持ちと心が良い影響を及ぼしたのか、ホールデンはノエリアと仲良くなるのをキッカケに人見知りが徐々に改善していった。
ラランド公爵とハワード国王はいつものように遊んでいるノエリアとホールデンの元に向かった。
モスグリーンの髪に花を飾って遊んでいるノエリアと、ノエリアにされるがまま大人しくしているホールデン。
ラランド公爵はノエリアに言った。
「ノエリアはホールデンの事をどう思ってるんだ?」
ノエリアは満面な笑みを浮かべた。
「ホルディのこと?大好きよ」
ノエリアはニコニコと笑いながらホールデンを見ていた。
ノエリアの言葉に目を輝かせてノエリアを見るホールデンは顔を赤らめていた。
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