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「【風臨華斬】ッ!!!」
「【ゴールデン・シェル】ッ!!!」
「【破月】改式・【烈衝三月】!!」
銀の華と金の砲弾、そして三つ重なった緑の三日月がせめぎ合い破裂。同時に吹き飛ばされた三人だったが最初に持ち直したのはユラシルで、すぐに突撃していく。
「我流剣技六ノ刃ッ───【魅名月】!!」
まとめて薙ぎ払う三日月を描く一閃を───放とうとしたその瞬間、ボシュッッ!!とユラシルから緑色の光が弾けた。
「ぬあ゛ッ──!?」
光が消えた後には真っ白のユラシル。【極致開進】が突如として解除され、ミラとシービスよりもユラシルが一番驚きを見せる。
(マジかよおいッ、このタイミングで不調の影響が出んのかッッ)
明確なパワーダウンの隙を見逃さなかったミラの左拳はユラシルの顔面にまともに直撃し、真っ逆さまに落とされてしまった。
「【歌蝶風月】!!!」
「ッ!!十二ノ刃…ッ!」
追撃を仕掛けてくるシービスに対しユラシルは完全な防御で対抗。切っ先をシービスに向けたまま胸の前で浮かび回転するスカイリベルの両側に両腕を突き出す。
「【至輪守】!!!」
ガギャアアアアッッ!!!と巨大な蝶を模して炸裂するシービスの一撃を、円盤状の純白の盾で塞き止めた。
「ぎ、ギリギリ間に合っ───ッ!?」
激突している間に背後に回り込んできたミラがユラシルをガッシリと抱え、尋常ではない力で引っ張られて仰け反らされる。
これはまずい。
(国傷付けんなっつった奴がやる技じゃねえだろそれはッ…!!)
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