SBC

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相手は、卑怯にも、8本もバットを持って、振っている。 あれには、どんな球を投げても、当たるのではないか……。 あと、1球に、地球の未来が、かかっているのだ。 小谷は、唾をごくりと飲んで、球を握り締めた。 「あれを、やるしかない……!」 小谷は、そう決心し、振りかぶった……。
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