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私が言うと、それでもまだ室長は心配してロビーまで一緒に行くと言ってくれたのだが、それは丁重に断った。
「私のことは大丈夫なので、室長は私の代わりに食堂に行って、祐子ちゃんとお昼にして下さい。室長が今日みたいにゆっくりお昼に出来る日、そうそうありませんから」
「いや、でも…」
「大丈夫です。すみませんが、祐子ちゃんのこともう待たせちゃってるので早く行ってあげてください。私のことはお詫びしておいてくれますか」
私が言うと室長はやっと納得してくれた。
「何かあったらすぐ連絡して」
私は頷いて室長を見送り、自分はロビーに向かった。
約束もなしに突然の訪問…
受付への態度…
お母さんからの電話……
まさか…とは思うけど――――――
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