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――Side 望愛 渉さんと眠って、渉さんと起きて…、 一緒に食事をして送り出す… 今日は渉さんは出張のために出社は別だったけど、いつもは一緒に出社して…またで”社長と秘書”になって顔を合わせる。 朝の日課である社長室の掃除中、窓からの見える青空を見て、思わず顔が綻んでくる。 「…幸せ……」 最近私は無意識に"これ"が口からこぼれていることが…あるらしい。 またやってしまった…。 私はそれに気付き、誰もいない社長室で思わず手の平で口元を押さえた。 …ダメダメ。会社にいる間はちゃんと切り替えなきゃね。 私は深呼吸をして気持ちを切り替えると、渉さんのデスクの上の備品を整え、最後に部屋を見渡してからドアを閉めた。
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