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まさか… 二人にそんな風に言ってもらえると思っていなかったので私の方が面食らってしまい、言葉が上手く出てこなかった。 そんな風に言ってもらえて…結局私の方が幸せな気持ちにさせてもらっている。 「…だから、望愛は私たちに幸せ分けられるように、いつも幸せいっぱいにしといてよね」 「私たちに吸い取られても有り余るくらいにね」 今度は二人が顔を見合わせて笑った。 「それなら…大丈夫。いつも…満たされてるから…」 自分でも恥ずかしいことを言ったと思った。 だけど…嘘じゃない。 理央と奈美の絶叫が聞こえてきたところでドアの向こうに室長の気配がした。 「さ、今日も始まるわね」 咄嗟にスイッチの切り替わった理央の声に気が引き締まる。 私たちは三人で頷き合うとそれぞれのデスクに着いた。
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