夜明けのひかり 下

1/2
前へ
/20ページ
次へ
「兄さん、俺はなにがあってもずっと兄さんのそばにいたいよ」  いくつになっても、どこにいても、兄弟だということには変わりはない。  お兄ちゃんなのだから弟のことを護らなければいけない、そうやっていつも責任を背負っていたのだろう。でも、頼りないと思われても、俺だって兄さんのことを護りたいとずっと思っていた。  たった一人の大好きな人のそばにいさせてほしい、それだけなんだよ。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加