夜明けのひかり 下
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「兄さん、俺はなにがあってもずっと兄さんのそばにいたいよ」 いくつになっても、どこにいても、兄弟だということには変わりはない。 お兄ちゃんなのだから弟のことを護らなければいけない、そうやっていつも責任を背負っていたのだろう。でも、頼りないと思われても、俺だって兄さんのことを護りたいとずっと思っていた。 たった一人の大好きな人のそばにいさせてほしい、それだけなんだよ。
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