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🌑
気付けば、気分が中学生時代に戻っていた。
中学生の時の私は、今よりももっと静かで、控えめで、空気みたいな存在感だった。
何かに夢中になるわけでもないし、目標もない。
ただ毎日を過ごしているだけだった。
中学校でも、人前に立って何かを発表する時。
みんなの前に立って、何かを言う時。
……私を肯定してくれる友達もいないし、私の存在を認めてくれる人もいない。
そう考えると、怖くて、どうしようもなくて、教壇の前で黙り込んでしまった。
体が震えて、足がすくんで、何も喋れないでいる私を見て、ヒソヒソと話す生徒たち。
震える私を馬鹿にして、笑う生徒たち。
イライラしながら「まだ?」って顔で友達と話をする生徒たち。
それらが全て見えてしまって……、目の前が真っ暗になってしまった。
それに、人と話すのも怖い。緊張する。こんな自分で、良いのかなって。
私なんかが……って、いつも思ってる。
前に立つのなんて、自分に自信が持てないから絶対に無理だ。
私は———常に一人で、何からも期待されずに生きたい。
気付けばそういう生き方しかできなくなって、そういう思考しか持てなくなってしまったんだ。
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