2.女心

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それから毎夜、殿下は私の元に通うようになった。 従者や使用人の間ではもちろん、私たちの噂は王室内にも届いているようだ。 それは、殿下の目論見通りだった。 次第に、私は殿下が訪れるのを心待ちにするようになった。15歳になって初めて知った恋。幸せな毎日だ。 しかし、これは一体いつまで続くのだろう?いつか終わりが来るのだろうか。終わりが来た時、私は耐えられるのだろうか。
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