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新田が入れ違いで部屋に入り、私の側まで来た。 目を合わせるのはまだ辛い。俯いた私の目に映るのは、白くて枝みたいな…みっともない指だ。結局、どうしたって私は…。 「ごめん」 「…光永が謝る意味がわからない」 「好きだなんて言って、ごめん」 「あぁ……やっぱり罰ゲームとか…か」 「違う‼︎そんなんじゃない‼︎私なんかが好きだなんて言って…迷惑かけてごめん」 「ちょっと…え?」 「私なんかに告られたら、そりゃ笑えないよね」 「待って待って…嘘だろ…」 そう言って新田が私の両肩に手を置いた。
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