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「光永がこんなに痩せちゃったの、俺のせいなの?」 「新田のせいじゃない。私が自分で決めた事だから」 「俺、今の光永は嫌だよ。お菓子食べて元気に笑ってる光永が好きだよ…」 「え?」 「顔にこんなアザがある俺なんか、好きになってくれるわけないって思ってたから…」 「え?これ?」 私が新田の長い前髪をどけて右目の脇に触れると、彼は口をギュッと結んで俯いた。 「…これが新田にとってマイナスなんだとしても、私には何もマイナスじゃないよ?」 新田が顔を上げて目が合った。泣き出しそうな顔で笑って 「同じだよ。俺だって、お菓子食べて元気に笑ってるツヤツヤしたむきたまごみたいな光永が大好きだよ」 涙が溢れてぼやけた新田が、優しく頭を撫でてくれた。
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