さくらのバカ

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さくらのバカ

さくらはベッドに入ると、朝までずっと上を向いたまま動かない、手も足も真っ直ぐに延びたまま、微動だにする事なく、もちろん寝返りも打たない。 死んだように寝っている。 僕がコロコロと動き回っても、気づきもしない! 僕の身体に沢山のキスマークを付けてたくせに、今は全く興味も示さない・・・・・ キスされても気がつかない僕も大概鈍いけど、首だけじゃなくてびっくりするようなところにまで付けてたくせに・・・・・ さくらが付けてるところを想像すると変な気分になって僕の身体が熱くなった。 僕のあそこはどんどん硬く大きくなって、堪らなくなってズボンに手を入れて触ろうとした・・・・・でも、そんな事をして寝ているさくらにばれたら・・・・・それでもやっぱり我慢できなくなって、ドキドキしながら手でギュッと掴んでゆっくり手を動かした! だんだん早い動きになって、声まで出そうになる、必死で我慢して、心臓が激しくドキドキし始めて・・・・・グッと全身に力を入れたと同時に熱く放ったものを手で受けとめた。 心臓のドキドキが止まらない・・・・・静かに息を整えてそっとさくらを見た。 ほんとうはさくらに気付いてほしかった………気づいて………キスしてほしかった。 僕はさくらの事が好きだと思う・・・・・ 下着は濡れたまま、さくらと手を繋いで目を閉じた! 僕って・・・・・臆病者だった。
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