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さくらとのキス
さくらとキスをした、生まれて初めてのキス。
さくらは僕を恋人だと言った、誕生日のプレゼントのキスは僕にとっても特別なキス!
さくらを恋人だと認めた証!
朝はお揃いのカップでコーヒーを飲んだ。
大学までは一緒だけど、僕を送ってさくらはバイトへ向かう!
雑誌の仕事から始まったモデルのバイトがさくらの日常を変えた。
仕事は日増しに増え、一緒に過ごす時間も減っていった。
さくらは人気者になった、僕の誕生日の為に始めたバイトが僕からさくらを遠ざける結果になった。
さくらのいない部屋で一人さくらの帰りを待つ毎日!
せっかく恋人同士になったのに・・・・・さくら・・・・・心で思えば伝わると言った。
帰って来て・・・・・そう願えば今すぐさくらは帰ってくる。
でも・・・・・できなかった。
さくらの仕事の邪魔はしたくない!
ソファーでいつの間にか眠ってしまった。
さくらに起こされて目を覚ますと、さくらが僕を見つめていた!
「理桜!ごめんな、バイトはもう辞めてきたよ」
「さくら・・・・・どうして?」
「お前が泣くのは見たくないから、そばにいる」
「泣いてないよ」
「お前の心が伝わるって言っただろ・・・・・お前が泣いてるのが伝わって来たんだよ」
「さくら・・・・・ごめんね!僕寂しかったんだ」
「わかってる」
「僕達恋人だよね」
「そうだ、ずっとそばに居る」
さくらの優しい言葉にまた涙が滲んだ。
さくらには何だってバレてしまう、さくらがいれば安心で、さくらがいれば僕は元気になる、さくらが居るだけで寂しさも消えてしまう。
さくら・・・・・僕の大切なさくら!
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