さくらがいれば

どうゆう事？

僕の名前は遠野　理桜(とおのりお)。

大学入学以来、友達が一人も出来ない！
話しかけても返事はするけど、すぐ僕から離れてしまう！
ランチも一人、授業が終わっても遊びに誘われることもなく、いつも一人･････

理由がわからない………

今日も週末なのに………ぼっち………

その時久しぶりに僕のスマホが鳴った………高校時代の友人、悠馬！

「よぉ～理桜！元気か？」

「悠馬………逢いたい………」

「おい！どうした？」

「いいから………待ってるから僕んちへ来て」

「わ………わかった…………行くよ」

悠馬はすぐに来てくれた。

「悠馬………ありがとう！お前だけだ………僕･････」

「どうしたんだよ、お前らしくないな………」

「だって僕………一人も友達ができないんだ………」

「嫌われてんのお前？何かやらかした？」

「………わかんないんだ………みんな俺を避けてて………話しかけても、すぐに居なくなるし食事もいつも一人なんだ………寂しくて泣きそうだよ………」

「ふーん！ところでお前、それなに？彼女でも出来たの？」

「･････誰にも話しかけられないって今言ったばかりだよね！彼女なんているかよ」

「だって………お前のその首………」

「首？首がどうかした？」

「お前人が悪いよ。それキスマークだろ」

「キス？俺が？キスなんて生まれて一回もしたことないけど･････」

「でも･････じゃぁそれなんだよ？ノミか？ダニか？」

「何言ってんの」

僕は急いで洗面所へ行って鏡の前に立った。