日曜日

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日曜日

さくらと始めて大学以外の場所へ行くことにした。 服を買うのとお昼を食べて、その後は特に決めてないけど、さくらと一緒に出かけるのがちょっと嬉しい! 僕一人で朝ごはんを食べて、その間にさくらは服を選んでた! どうやって選ぶのか気になって見てたら、ファッション雑誌の中から一つ選ぶと手でスッと撫でただけなのに・・・・・さくらがその服に着替えてた。 なに?今何した? それでいいなら服買わなくていいじゃん! 「さくらは服買わなくていいの?そうやれば何だって自分のものになるの?」 「そうだよ、でも脱いだら消えるけど・・・・・」 「そうなんだ・・・・・やっぱり僕は買うことにする」 さくらの選んだ服はめっちゃカッコいいけど、僕には到底無理! 似合わないし、着こなせない。 さくらは背も高いし、足長いし、何着ても似合う! 電車に乗っていつも行くショップへ行った。 電車の中でも乗客がさくらの事をチラチラ見てた。 ショップに行くといつもの店員さんが僕のところへ来た。 「理桜さん!いらっしゃいませ」 「こんにちわ」 「こちらは理桜さんのお友達?」 「そう、さくらさん」 「さくらさん!始めまして!」 「こんにちわ!理桜の服君が選ぶの?」 「私が似合う服選んであげますよ」 「理桜には何だって似合うよ」 なんだか、さくらがショップの人と牽制し合ってた。 「さくらはどんな服がいいと思う?」 「探してくるから、待ってろ」 「ま、待ってろ!って言った?」 さくらが持ってきたのは、僕なら選ばない感じの服だった・・・・・ 「これ?これ僕似合う?」 「理桜にはこれがいい」 「わかった・・・・・着てみる」 試着室で渋々着てみた・・・・・なんだかちょと雰囲気変わって、いい!似合うかって言われると自信ないけど・・・・・でも、いいかも・・・・・ 試着室を出ると、さくらもショップの人も驚いた顔をしている、なんか不安になって聞いてみた。 「変?」 「ぜんぜん、めっちゃいい理桜さん!似合ってる」 「マジで?じゃあ、これにする」 僕はそのままその服に着替えて店を出た! 「さくら!ほんとに似合ってる?どうして何も言ってくれないの?さくらが選んでくれたんだよ」 「似合ってる・・・・・みんな理桜を見てるのが気に入らない」 「なにそれ!怒ってんの?」 「怒ってない、後悔してる」 「後悔?どうして?何を後悔してんの?」 「その服を選んだ事」 「そっか!理桜は僕がカッコよくなるのが嫌なんだ!」 「うん、そうだよ」 「だったら・・・・・カッコ悪くしてたら、さくらは機嫌がいいんだ」 「・・・・・そんな事は言ってない」 「でも、さくらもかっこいいから僕嫌なんだけど・・・・・みんな見てるし・・・・・」 「理桜も俺と同じ?」 「そうかも・・・・・」 「だったら、我慢する!理桜がカッコ良くてもいい」 「僕も・・・・・」 僕とさくらは顔を見合わせて笑った、これって恋人同士みたい・・・・・僕はさくらの事好きになった? ショップを出て歩いていると、女の人が二人こっちへ近寄ってきた。 さくらが僕の前に出た! 「すみません、お二人の写真撮って良いですか?」 「ダメです」 「どうして?素敵だからうちの雑誌に載せたいんだけど・・・・・ダメですか?」 「ダメです」 そうさくらが言った瞬間、女性の姿が目の前から消えた・・・・・????? 「理桜行こう!」 「あの人達どこ行った?」 「知らない」 さくらは時々不思議なことにする、僕が気がつかないだけで、色々してる?そんな気がした・・・・・ さっきの二人は道路の向こう側を歩いてた・・・・・どうやった?
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