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恋のディプロマ 【長編】
勢いと意地から始まった恋は若気の至りか運命か?
それがわかるのは恋の卒業証書をもらう時。
登場人物
【ハジュン】主役1
韓国からの留学生。企業経営一家の御曹司。三人兄弟の末っ子。兄たちのように一流大学には合格できず、浪人することから逃げるようにして3年で卒業できるオーストラリアの大学に留学することになった。英語は上手く容姿端麗ということもあり大学ではK-Popスターと呼ばれるほどのモテっぷり。でも、自分から追いたくなるような女の子には出会えない。
【エイミー(詠美)】主役2
アメリカ育ちの帰国子女。東京のインターナショナルスクールからシドニー市立大学へ。同じ大学で父親が教授であることは内緒にしている。強気なので日本人男子には敬遠され、これまでの恋人は欧米系ばかり。恋の終わりはいつも自分が言いだしてきたのに、恋人グレアムに初めて振られて動揺している。父のような文系研究者になることが夢。
***エイミーの同居人***
【シンちゃん(シンジ)】
東京のインターで6年間一緒だった在日コリアンでゲイ。エイミーの進学を機にLGBTQが生きやすいシドニーへ。移住をめざして調理師学校に通う。エイミーとは姉弟のように何でも話せる大親友。
***恋のライバル***
【圭吾(鈴木圭吾)】
東大卒でイケメン、医薬化学の博士課程で将来を期待される逸材。研究第一で私生活は華やかではないが、エイミーにずっと思いを寄せていることを翔太には見抜かれている。研究者故に固執するタイプ。エイミーを遠くから見守っている??
【ソミン】
韓国からの留学生。絶世の韓流美女で韓国人コミュニティーでは手の届かない女王的存在として君臨。ハジュンに気があるようだが???
***アジア系男子連合軍***(とエイミーが呼ぶ学食でつるむ男子グループ)
【翔太】
日本人の留学生。明るいムードメイカー。小柄でかわいい系ということもあって日本人コミュニティーでは出来の悪い弟ポジションでいじられている。
【レオン】
台湾から幼少期に移住したローカル学生。お調子者で面白い。翔太と気が合う。エイミーとも仲がいい。
【ジャスティン】
香港からの留学生。実家は裕福で精神的にも余裕がある。香港スターのような精悍な顔立ちで中華系女子に人気。移住希望。
【ジホ】
韓国からの留学生。3年で卒業したら帰国して兵役につく予定はハジュンと一緒。ハジュンの実家とは対極なリベラルでオープンマインドな家庭の子。
***シドニーTWICE***(とエイミーが呼ぶいつも仲良し3人組)
【アッキー(亜希子)】
日本人留学生。明るく元気でエイミーを慕う子。
【イナ】
韓国人留学生。マイルドで誰からも好かれる子。
【リンダ】
台湾人留学生。感じよく優しい子。
***エイミーの家族***
【Dr. Sakai (坂井教授)】
グローバル教育学の人気教授。実はエイミーの父。妻と息子を事故で一度に亡くしてから独りでエイミーを育ててきた。教育が世界平和につながると信じている。
【エイミーの弟(和博)】
エイミーの双子の弟。エイミーと一緒に12歳までアメリカで育ったが、頭脳明晰で東京の私立進学校に進んだ。将来を期待されていたが、14歳で母と共に不慮の事故で他界。
***ハジュンの家族***
家業を創業した祖父に頭があがらない両親、三人息子からなる富裕で保守的な一族。ハジュンとは歳の離れた優秀な兄二人(シオンとユアン)は国内の有名大学に進んで、兵役を経て卒業。英米の大学院に留学経験もある。それぞれ家業の要職についている。家族はみなまだハジュンに期待しているプレッシャーを与えながらも、ダメ末っ子として見放しているような態度も見せ、ハジュンの自己肯定感を下げている。
***その他***
【グレアム】
エイミーの(元)恋人。クールな文化人のはずが日本人語学留学生と浮気。すぐに本気になってしまい、エイミーに別れを切り出した。ドイツ系オージー。
【ダレン】
ハジュンのルームメイトゆえにお互いの素行はだいたい知っている。いい奴だが実はおしゃべりなのが問題。フランス系オージー。
***モブ的な人々***
【リンジー】
エイミーの父と同じ学部で講師をするイタリア系の金髪美女。
【アダム】
リンジーの結婚相手。(結婚パーティで登場)
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