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「よしっ、出来た」
「あとは?」
「これだけ。サンキューな」
「良かった。明日も学校か。ダルい」
「おいおい。シスターが聞いたら泣くぜ?」
「まあ、シスターが行ってた学校だし。せっかく入ったから辞める訳にいかんしな」
「そうそう」
この他愛のない会話が、幸せな時間だ。
「そろそろ戻る」
「うん。お休み」
「お休み」
部屋を出ると、少し歩いて立ち止まる。
「変な顔してなかったかな?」
火を吹き出すように顔が赤くなっている。
戻ろう。
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