早い!

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早い!

「千路子は鋭いなあ」 「鈍いって言ってた癖に」 「千路子が鋭いだけでエブリデイ社の審査員は気づかないかも」 「そんな訳ないでしょ」 「どーしよー」 「だから働いてよ、私も体を治して働くから」 「嫌だ、僕は働けば働くほどお金が減るんだもん」 「パチンコは仕事じゃない!」 「やっぱり小説しか無いんだよ!!」 「アンタ馬鹿なんだから無理だって」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・出来た!!」 「早っ!!・・・タイピングだけは凄く早いね、あとアッチの方も3往復・・・」 「うるさい!いいから読んでよ!」 「分かったわよ・・・」 「むふふ~、今度こそ千路子たまげるぞ~」 「・・・・・・」 「どう面白い?」 「現実とMMORPGが混在する設定、それだけならありふれた感があるけど、この物語は現実がゲームの世界みたいに浸透していくのね」 「そうだよ!斬新だろ!!」 「ええ、斬新ね。だってこれ累玉子(ルイ タマコ)先生の作品だもん」 「どうして気づくのよ~」 「丸パクリだからよ!!」
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