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「凄いよ加藤君が玉子を口から産んだ」僕はこんな丸々ゆで卵を丸呑みにした加藤君が蛇の様に思えた。「Sサイズで良かったね!これがMサイズだったら加藤君、君は死んでいたよ。」
「黙ってなさい!!」と物凄い形相で僕は、先生に怒られた。
それからは、僕達の班は誰も喋らずバスまで静かに下山した。
バスの中でも加藤君が、いやクラスの皆が具合悪そうな顔をしていた。先生も運転手さんも。
これはきっと僕がバスの中で吐いたせいだと思われる。
僕は大山に別れを告げた。
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