見たって分からない

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見たって分からない

見たって見えない   読んでも分からない 手にとっても本当の事は分からない 行間に隠されたメッセージや 登場人物達が抱える感情の揺らぎ 自分の頭でこうだろうなあーだろうなあと 考えてもやっぱり限界がある 誰かと語り合えたら もしかしたら新たな考え方や閃きに 出会えるかもしれないが それだって予想でしかなくて なんだったら作者本人に聞く事が出来るので あれば聞いてみたいがそんな機会は なかなか巡っては来ないから わだかまる葛藤 悩ましい気持ちの有り様 作者の意図や読者の葛藤 予想して想像して こうだろうなあと こうだったらいいのになあと 胸をトキメかせながら めくるページ 本との語らい 一冊の本から生まれる 想いの繋がり 言葉の迷宮 ハマり込み味わう世界観 行間に身体を捻じ込み潜り込む世界の真実 作者(かみさま)に弄ばれたい
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