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僕もまた透明人間
透明な事には変わりない
姿形も見た事もなければ
名前も知らないとあっちゃ
透明人間となんら変わりない
打ち出す言葉は
ありきたりなものだけれど
透明人間だからこそ
僕の事に興味を示してくれる人も
いる訳で姿も形も名前も
身の回りの事柄さえも
全部把握していたのならば
僕に対しては興味の熱視線なんて
注ぐ人なんて
どこにもいないだろうに
もどかしいけれども
透明人間だからこそ
君と出会えたのならば
まんざら悪い話でもない
幸せと充足感は時として
同じ天秤には乗らないみたいだ
とりあえず僕は透明人間であり
透明人間だからこそ
僕は受け入れてもらえているのだ
これからだってそうさ
透明人間的思考の下で
僕は透明人間たらしめる
物語を綴りながら君との関係性を
良好なものに仕立て上げていく
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