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この現状でご主人様に勉強してもらうにはどの様にするかを、
僕は悩んでいた。
国語の教科書も、悩んでいるのか?僕達の中に入ってきた。
「私達、日本人なのに、何故日本語を勉強するのでしょうか?
それも、今では使わない古文とか?
文法を勉強しても、
仕方が無いと思うのだけど。どうなんでしょうか?」
と、女性らしく言ってきた。
英語君は黙って頷いてはいるが、何も答える事が出来ない。
僕もそうだった。難しい計算なら得意だが、文系は苦手である。
歴史君は、ただただ笑っているだけだ。
お腹をみると、ネアンデルタール人の写真の箇所が開いていた。
さっきは、太平洋戦争の箇所だったのに、ページが戻ったのか、
原子人では難しい事は、解らないみたいだ。
誰の返答も無いので、国語さんは、肩を落とすかの様に、
塞ぎ込んでいた。
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