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外は、すっかり夜空から流れ星が落ちる暗さになっていた。
「満点な空だね」
「ああ、百点満点だね」
「学校でも、こんなに話さないよね」
「ああ、いつも席は遠かったしね」
夜中の陸橋を二人で歩いて行く。
星々の流れ落ちる様の空は、まるで、七色のオーロラのように幻想的な雰囲気造りをしてくれていた。
「ねえ、いつまでほうじ茶の急須を持っているの?」
「あ、いっけね」
「ふんふん。君は意外と童顔なのね」
「え?! そうかな?」
「そういえばさあ、昨日。妹がね。好きな男の子ができたって喜んで、ミニスカート履いて勇み足で、近所に言い回ったの」
「ふんふん」
「そしたら、風邪引くよ、ってだけ。一言いって近所の人達が笑っていたの。だって、すっごいミニだったのよ」
「はははははっ」
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