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プロローグ
さびしいさびしいさびしいさびしい。
何故こんなにさびしいのだろう。たくさんの人たちがまわりにいるのに、何故こんなにもひとりぼっちなのだろう。
まわりの賑やかな風景が遠くに感じる。シャットアウトされたわたしが、霞んだ孤独な世界にいる。
「失礼します」
不意に頭上からウェイトレスの声が聞こえ、目の前の空になったコーヒーカップが片付けられた。
ラストオーダーも終わった。もう帰るしか、ない。
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