1話

1/4

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ

1話

 私はどこの物語にもいる背景のモブだ。突然だか、私はこの世界の事の全てを知っている。 なぜかと言うとキュウに記憶が流れ込んできたのだ。 多分設定をこうしないといけなかったんだろうが、結構きつかったし、つらかったんだよ?  ー私の記憶は偽物なんだ。  ーこの世界は偽物だって。 そう急に知っちゃったら、誰でもパニックになるでしょ? “この物語”のシステムも知ってる。  作者がここに書いたらそのとうりに行動する。私の行動は操られたものだったのかもしれないとちょっとぞっとするよね。  今らへんに物語が始まったことも。  私が主人公の事も。 これはガチャみたいなもん。  ゲーム好き、アニメ漫画大好きで友達がいない高校生の女の子。 そんな女の子たくさんいるでしょ?  ただ、私が偶然に選ばれて。 “主人公になった”ってだけ。 ただ、これから。  どうすればいいのかわからない。 そんな不安を抱えながら。 私は、前を歩いた。 【自己紹介】  何なんだ。このテロップ。 触れないし浮かんでるってわけでもない。自分の意識に直接、映しこまれている感じ。  変な感じだ。 まさかこのテロップに沿ってやればいいのかな?
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加