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しばらく歩いていると、作者の幻影を見た。
近づいてみると、そこには作者の物語設定今後やりたい展開が書いてあった。
作者って馴れ馴れしいわりにしっかり考えて作っているんだな。
そう思っていると、急に作者がホログラムみたいな透けている状態で、今まで見たことないくらいに悲しい顔で言った。
「あ~。見られちゃったか。もっと書きたかったのに…。モブ美ちゃんがここに来たってことは、この世界いや、この物語が終わってしまうんだ…。モブ美ちゃんがここに来たってことは何かのバグなんだろうけど、これを聞いたらモブ美ちゃん以外の世界が消えちゃいます。モブ美ちゃんは消えないよ。だってここはデータ。モブ美ちゃんも物語の設定としてここにいるからね」
一方的に言って作者は消えてしまった。頼れる人はもういない私が知っている人も、もういない。帰れる世界がない。私は絶望した。
ーずっとこのままなんだろうか。と
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