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わたしはふと、ポケットにどしりとした、重い感覚がした。ポケットには作者からわたされていた”魔法のアイテム”だった。
ー存在をまるで忘れていた。
あと馴れ馴れしい手紙が空から降ってきた。…これに、何かヒントがある気がする。私はそう思った。馴れ馴れしい手紙を読んでいると少し和んだ。
そこに作者がいる気がしたから。そして気になった一文を見つけた。
《“魔法のアイテム”を渡しちゃうからねーン💛
そのアイテムはあなたが困ったときに開けてね
きっと、助けてくれるから。》
その一文を見た時、体が勝手に動いた。古びた時計を開けると、私は光に包まれた。暖かい光だった。その光は希望と懐かしさと作者を思い出させた。
何故作者が?と思ったが気が付いたら私が思っている以上に作者が好きだったのかもしれない。そう思いながらしばらく光にされるがまま受け入れた。
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