1話

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【学校終わり】 ふぅー。この感覚に慣れてきたわ。 家に帰るとママが 「何かあんた宛に届け物届いてるわよ~」 「分かった~」 と2階のベランダから私に聞こえるように言ってきたので返事をする。  何か頼んだかな?と思いながら自分の部屋に行くための階段を上る。 “それ”を見て私はすぐに気づいた。 あぁ、作者が送ってきたんだな。と。 私はちょっと怖くなった。 だって物語を面白くするために、虫が入っているのかも。死神が入っているかも。 などと考えると怖いじゃあないですか?  私の身長の半分位ある箱をどうやってママは運んだんだ? と思いながらも、勇気を出して箱を開けた。 そこには、作者の手紙と変な機械?みたいなものが入っていた。 作者が書いた手紙には、こう書かれていた。 《ヤッホー!作者だよーん^^この世界充実してる? 充実してるんならいいんだけど、充実してなかったらあれなので、 “魔法のアイテム”を渡しちゃうからねーン💛 そのアイテムはあなたが困ったときに開けてね きっと、助けてくれるから。 そういえばモブ美ちゃんって自分でつけてたよね? 私もそれになぞってモブ美ちゃんって書いちゃうんもんねーんだ!!
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