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「明後日から店に戻る」
「もう、か?」
柊木が店に戻ると言う。
ロンドンに行く前、カリスマホストとして界隈を賑わせていた店、松本に嫌々連れて行かれた店で、こんな運命の出逢いになるとは到底思えなかった。だってオレはノンケだったからな、男を好きになるなんて想像さえした事がない。
店に戻るという柊木の言葉に、オレだってぷらぷらしてらんねぇ、絵を描き始める為に場所を探してると柊木が言った。
「衣装部屋をアトリエにしよう!」
柊木の衣装部屋、っつっても普通の部屋をそうしていて筋トレ部屋にもなっている。この衣装の保管維持だけでも結構な作業が必要だと思うが、柊木はきちんとしている、感心する。
で?なに?
オマエが筋トレしてる横でオレ、絵を描くの?
気が散って仕方ねぇだろ。
オレは料理を作りながら絵を描くのが好きで、何よりリビングからの眺めが最高。出来たらリビングの隅で描きたいって言ったら、ロールカーテンでそりゃあ立派なパーテーションを用意してくれた。
取り付けは勿論オレだけど、有り難かった。
「ありがとな」
取り付けた後のロールカーテンを、上げたり下げたりして喜んでいる柊木に言う。
何でオマエが喜んでんだよ、って内心思いながらもそんな柊木が可愛い。
「これでいつでも絵が描けるなっ!」
オレの「ありがとな」に照れて頬を赤くしながらオレを見つめるから、引き寄せてキスをした。
「ん、んん… 津々理、ん… 」
オレの首に腕を絡ませて深いキスになる。ピチャピチャと音を立てながら舌を絡ませ合う。柊木の後頭部と尻を撫で回しながら、硬くなったイチモツを互いの身体に押し付け合った。
「アッチ行くか」
寝室に行こうと柊木に言うと、
「ここで」
と壁に向かって手を付き、尻をオレに突き出した。後ろからスラックスのボタンを外しジッパーを下ろしてやると、バサッと柊木の足元に落ちて、プリンッと可愛い尻が登場する。
えっ?尻… ?
なに?
柊木、パンツ履いてねーの?
ん?Tバック?
レースのTバックじゃん、何これ? どうなってんの?
えらく不思議に思って、乳首なんかを愛撫しながらも気になって仕方ない。
「柊木、前向けよ」
「ん?口でしてくれるのか? 津々理… でも俺は挿れて欲しい」
「ああ、挿れてやるけど、ちょっと前見せてみろよ、何? どうなってんだよ、前」
くるりと柊木が前を向くと、スッゲー小さなレースヒラヒラの布切れの中に、フル勃起の竿と袋が綺麗に収まっていて、目茶苦茶に感心する。
「え? これなに、マジでスゲェんだけど」
レースの布切れの上から柊木のペニスを右に左に揺らしてみると、「あぁん、あぁん」と声を上げて善がっている。
そんな姿にマックス欲情したオレは、柊木の中をこれでもかと突きまくった。
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