一 菜那子のほろ苦い過去

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 次の日からは警察官の制服に身を包み、毎日厳しい指導を受け、感傷に浸る暇など無く日々が過ぎていった。  指導期間は自由に携帯電話も持てないから、彼の声が聞けるのもせいぜい週に一回。
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