01.偽りの幸福論

4/4
前へ
/22ページ
次へ
結局俺は「トークンならしばらく遊んで暮らせるくらい稼いだから」というリンネに押し切られた。 それに俺はどうしても聞きたいことがあったのだ。 どうして彼女はなのか? 期待と後悔を抱えていたが、足は軽快に地を蹴った。 待ち合わせ場所で俺は信じられない光景に絶句した。 メタレルムの姿と変わらないリンネが居たからだ。 つまり、俺の初恋の人――レンゲ――の姿があったからだ。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加