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帰宅して自分の部屋のベッドの上に腰掛けた俺は、寝そべりながらスマホをいじり、「今日はありがとう。またデートしてくれませんか」とメッセージを送った。しかしその後返信は来なかった。
三日後の水曜日の夕方、部活が終わって部室で着替えているときに携帯が鳴った。
部室から出たところで電話に出るとサナさんからであった。
「話があるの」
俺のスマートフォンがサナさんの声でそう言った。そしてこの後会うことになった。学校からそう遠くはない、国道沿いのファミリーレストランで会うことになった。
(続く)
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