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「待っているあいだ、あそこで待ちませんか」
そう言って二人は『スターフロントコーヒー』の屋外席についた。
「私、何か買ってきますね」
そう言うと、女の子は店に入っていって、しばらくしてアイスコーヒーを買って戻ってきてくれた。
落ち着いた雰囲気の子だった。年齢は同じくらいなのだろうか。黒い髪が腰まで伸びていた。大人びた雰囲気をまといながら、襟にフリルのついたワンピースを着ていた。いわゆる清楚系お嬢様といったところだろうか。どこかのお金持ちのお嬢さんなのだろうか。顔かたちは、小学校のときに好きになった春田ミサトに似ていた。
(続く)
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