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ペットショップをくまなく見て回ると、時刻は既に昼を過ぎていた。俺もそうだったが、彼女もおなかが空いていたので、西棟一階のオムライス屋さんに入った。チキンライスとその上にかかった半熟のふわとろ玉子が乗った匙をその小さな口にほおばり、美味しそうに咀嚼しては「これ、すごくおいしいね」と言うミカに、俺の心はますます彼女の虜になっていった。
お会計をして店を出ると、ミカは「次、どこいこうか」と笑顔で尋ねてきた。
(続く)
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