ぷろろぉぐっ!!ー僕のピンチに颯爽と駆けつけた金髪猫耳ロボロリママメイドが原住魔法生物を蹂躙しますー

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『いけないね。文章だと、途端に、何を書いていいのか、分からなくなってしまう、のだ。散文的だ、これじゃ、余りにも。元気にやって、いる。子供がついに、立ち上がったんだ、先日。そうそう、なんだけど』  ある日を境に手紙から映像が失われた。  情報量が減った代わりに手紙が早く届くようになったのは良いが、今後映像がなくなるという旨の手紙より早く届いてしまったのには困惑した。  彼の人相が更新されなくなる事、また、届く文章の解読が酷く困難である事は懸念すべき事項である。  また、ついに木製下肢が片方動かなくなってしまった。修復や代替の予定はない。間もなくもう片方もダメになるだろう。  それに伴い間もなくこの島の管理は継続不能となるが、幸か不幸かロケットからあぶれた人間は既に絶えた。  この島も不毛の地となり、地下に潜っても活動に障りのない小さな生命のみ遺伝子を繋いでいる。 『航海は順調さ。目的地が、ないだけ。見つかるよきっと、見つかるいつか』  私は今もって私の母体である『ケレブルム』へ観測したデータを送っている。しかし集計したとてそれを報告する人間はいない。  その意味のなさを理解しつつも私は私の母体の命ずるまま、唯々諾々とこの島の管理を続けている。  その現象に相当する言葉を私は持たない。  仕方なく『留保』という言葉を充てる。  直に我々の番が来る。それまでは杖を突き、やがて這いずり回る。後は手紙を読むだけ。
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