えいぷりるふーるうぉーず

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 学校の校庭ですでにお茶会は始まっていた。猪さんは、のそのそそこまで歩いて僕を下ろしてからお昼寝を始める。 「翡翠、遅かったじゃん?」  フーフーがドーナツを食べながら聞いてきた。 「ごめん。変な人に絡まれて」 「ふうん。どんな人?」  スイスイは興味なさげに聞いてくる。お菓子のほうに夢中らしい。 「なんかこの学校の理事長になるとか言ってた人」  ペットボトルの紅茶を飲んでいた瑞希先生が紅茶を吹き出した。 「ひ、翡翠くん……、会っちゃったの?」 「へ? エイプリルフールの嘘ですよね?」 「嘘じゃないんだよ……。この学校ににょんたんずがいるからってこの学校買っちゃった人がいるんだよ……。その人、理事長になるんだよ……。ロリにょたチョコ男子がこの学校にいるからって理由で……」  僕らにょんたんずの顔は青くなる。 「エイプリルフールの嘘……ですよね?」  フーフーが呟く。瑞希先生は首を横に振る。 「残念ながら……。ま、なっちゃったものは仕方ないから、諦めよっか! 瑞希先生、なるべく理事長がにょんたんずに近付かないようにするから!」  これから嵐が来る。その予感は必然のように感じた。 五月に続くよーー!
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