サニーデイ

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には気を付けてくださいよ!いくら後輩だからって節度はわきま えて貰わないと。ご機嫌損ねたら、どうなるか判りませんよ!」 「そんなタイプちゃうで」 「神田博士のお名前があるから、協力や了承得られたコトが 沢山有るんです。良好な関係を築くのが、ウチの部署で一番 重要なんですから~」 部下はおろおろするばかりだ。 「なかにし」 背後からふんわりした声だ。 「空実?うわ。びっくった」 中西は少し後ずさる。去年遊びに行った時もそうだった。 会う度に、空実は綺麗になっている。確かに元々整った容姿 なのは十分判っているが。信頼や愛情。それが熟成している 安定感がそのままその身に沁み込んでいるようで。つい、魅了 される雰囲気をまとっている。(なんや恥ずかしゅうて、元同 級生とか。絶対言えんワ) しかし中西以上に呆然としているのが、隣の部下だ。目を丸 くして硬直している。神田博士の助手。しかめっ面で気難しそ うな表情の写真は、一応見ていたが。 目の前に立っているのは。美しい外見で。それでいて、しっかり と鍛え上げられた、ほっそりとしなやかな身体つきの男性だ。
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