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5.あいつとの和解
昨日のスーパーに、放課後また寄ってみた。
今回の俺の目的は食玩ではない。織部と話してみることだ。昨日フィギュアコレクションを買えなかった彼は、今日もう一度ここに来るのではないかと予想したのだ。
食玩の棚に行くと、今日は最後の一個ではなく、いくつか残っていた。
他のお菓子をしばらく眺めていると、見慣れた姿が視界の隅に入った。
「よお」
「……全種類揃える気?」
「それもいいな。なぁ、一個ずつ買って開けようぜ。今日は珍しく最後の一個じゃないし」
「なんのためにさ」
「お前の欲しいやつを俺が出したら、交換してやるから」
「情けでもかけてるつもり?」
「そういうんじゃないって。俺はただアステリズム仲間が欲しいだけだ」
「アステリズム仲間、ね……」
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