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私の彼はちょっぴり馬鹿だ。ある日オムライスを食べに行った時、その日は七夕だったのだけれど、「今日は7月7日で七夕なのか。ところで今日は何日?」と聞いてきた。曜日を聞きたかったらしいのだが、そのまま日付を聞いてしまうようなちょっぴりのお馬鹿ちゃんだ。
けれど私の彼はかっこいい。夏のお祭りで彼を待っている時、柄の悪そうな男の人たちが声をかけてきた。
「お姉ちゃんどこから来たの?」
そこに彼はさっそうと、ホントのことをいうとちょっとへっぴり腰で、
「僕の彼女に話しかけないでください!」
と言いながら現れ、私がぴよぴよの女の子みたいに守ってくれた。
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